今回のテーマは、「歯」の漢字の成り立ちについてお話したいと思います????????
「歯」の漢字を調べると、もとの字は「齒」。下の部分は、開いた口の中に歯がならんでいる象形文字でした‼
これにさらに漢字の音゛シ″という読み方を示す『止』を組み合わせて、「歯」という字が作られたそうです。
歯という漢字は、口の中にあって、物をかむ役目をするものをあらわします。また、成長につれて歯がぬけかわり、かけ落ちることから、歳の意をあらわすこともあります。
歯偏を部首にした常用漢字に「齡」という漢字があります。この字は、歳の意味をあらわす「歯」と「レイ」という読み方を示す『令』とが組み合わされています。
古代中国の人たちは、歯の状態が人間の成長過程や歳をとってゆく姿をあらわすとして、年齢の「齢」という字に歯偏をつけたそうです????????
ちなみに、齲(むしば)という漢字は中国は殷の時代に生まれていたとか????????
歯+禹=齲という足し算式で、禹は九と虫を足した形成文字。「歯に虫がたくさんいる」、といった、ちょっとゾッとする感じです????????
19世紀頃まで、歯を食う虫(いわゆる虫歯)は口の中に存在する、と考えられていたそうです‼
漢字の成り立ちには、意味があり、漢字は奥が深いですね????✨